先にちょっとリップシンクのやり方を
簡単に説明。

モーフベースは顔の上半分、下半分に分けて設定します、
これは口ぱくを設定した後で
目の表情を入れたほうが楽なので。
口の形状は母音の形をモーフターゲットにするのですが、
大きめに口を開けた歌声の形と
小さく口を開けた普通の形に分け、
口をちょっとだけ開けた「少し口を閉じる」の形を
ターゲットに設定します。

波形ソフトは定番のフリーソフト「Sound Engine Free」
を使用します。
リップシンクさせたい音源を読み込ませたら
上の丸で囲んだ一秒の位置と六角のアニメーションウインドの
30フレーム目(アニメーションの描画数設定は秒間30枚に設定必要)が一致するよう、「Sound Engine Free」の
拡大ボタンを押します。
押す回数は音源の長さによって変わります。
(注 実際は完全に一致せず少し長さが違います、
作り進むにつれずれが大きくなりますので小まめに位置合わせが
必要になります。

今回読み込ませた音源には前奏部分が少し入ってますが
後の波形は発声部になります。
発声部にフレームマークを移動させます。

音源を聞きながらどういう発声をしてるか確認して
母音のターゲットのボタンを押し、口の形を変化させます。

で、右クリックしてキーを追加。
さらにそのキーの2フレーム前にフレームマークを移動させて
今度は「小さく口を閉じる」のターゲットボタンを押して
小さく口を閉じさせ、そこにキーを追加します。


この歌声と小さく口を閉じさせたキー二つで
歌声のリップシンクのワンセットになります。
しゃべり声と違って歌声の場合は
フレーム間の距離がありますので
小さく口を閉じさせた形がないと
途中の補間に締りが無くなり、
何か物をくちゃくちゃ食べながらしゃべるような
動きになってしまいます。
だいたいこんな感じでどんどん発声ポイントに
キーを打っていきます。
簡単でしょ。
……面倒くさいけどw
ただ六角のモーフィングの補間にはバグがあります。
その回避方法はまた後ほど。